2017年11月2日、東急REIホテルにて研修会を行いました。今年も多数の方にご参加いただき、会場は満席でした。
今年は新たに吹田市危機管理室さんをお招きし、第一部は危機管理室さんより「防災講座-災害発生時の市の体制‐」第二部は吹田市水道部さんより「跨道・跨線橋に添架された万博・山田送水管の更生工事の施工事例」を講義していただきました。第一部の防災講座は南海トラフ巨大地震や風水害、台風被害などのお話しや災害発生時の情報の流れなど、とても分かりやすく講義していただきました。
第二部の更生工事の施工事例では、全国水道研究発表会でも発表された千里橋添架管の工事施工事例をご講義いただきました。
第一部の講義は誰にでも起こりうる被災がテーマですが、吹田市さんと災害協定を締結している私たちは、更に何ができるかを改めて考える機会となりました。
また第二部では大規模な水道管を交通量の極めて多い中国自動車道・大阪中央環状線を横断しているという複雑な設置状況のなか、交通を分断せずに管更生を行うという専門性の高い工法での施工を簡潔に講義していただきました。
どちらの講義も災害という大きな危機を最小限にする為、それぞれの専門分野で、私たちの見えないところで努力されていることがよく伝わってきた講義でした。
今回、夏の大規模停電や先日の台風で、ライフラインが寸断するとたちまち生活に支障をきたすことを体感したばかりですが、水道という大切なライフラインに携わっている私たちもしっかりと危機管理を行うことが重要だということを痛感した研修会でした。
危機管理室さんより吹田市防災ポケットブックをいただきました。被災時、いつ何をどのようにするのか簡潔にまとめてあるポケットブックです。ご希望の方は吹田市危機管理室までお問合せください。
※数に限りがございます。